平成20年度事業計画

平成20年度活動方針

組合設立時から9年経過し、社会環境が変化した。時代の変化を見据えながら、組合の事業内容を再構築する時期にある。デザイン事業所が望む事業を開発し、組合員を増やし、活性化することが重要である。 前期に企画し、今期実施することになった「J D Bデザイン・インタラクション」のように、あらゆるデザインジャンル、デザインや生活・社会に高い美意識を持つ他分野の人々を巻き込み、分野横断型の新プロジェクトを実施することで組合活動を周知し、組合の価値を高めていく。

平成20年度重点事業

1.共同販売に関する事業

この事業は、組合員のデザインした商品あるいは自ら生産した商品等について、組合員からの委託を受けて、組合が「組合ウェブサイト」を通じ、流通業者や一般ユーザーなどに直接販売することにより行う。

2.共同購買に関する事業

この事業は、組合員の需要するデザイン用品等を組合員からの委託を受けて、組合が購入することにより行う。

3.共同受注に関する事業

この事業は、中央官庁、自治体等が行うデザイン作業（施設のサイン計画、ホームページ開発、デジタルアーカイブ開発、地域開発に関する調査研究、コンサルタント業務、セミナーや展示会の計画などのデザイン振興事業の実施など）を組合が受注することにより行う。本年度も、デザインの果たす役割等を積極的に周知していくことで、中小企業のデザイン需要を喚起し、受注に結びつける努力をする。

4.デザインツール制作に関する事業

この事業は、組合員の事業に必要とするデザインツールを組合員の委託により作成し、組合員に供給することにより行う。

5.共同宣伝に関する事業

この事業は、新しいクラアントを開拓するための「デザイン依頼案内パンフレット（発注ガイド）」の提供などにより行う。

6.組合員のための情報化整備に関する事業

この事業は、組合員間の情報交流と組合活動のＰＲを目的に設置されている「組合ウェブサイト」について、様々な産業分野からのデザイン受注を促進する機能、共同販売を的確に行う機能等を拡大することにより行う。

7.調査研究に関する事業

この事業は、組合員が行うデザイン業務の高度化を目的にした、デザインビジネスのルールづくりに関する調査研究を行う。

8.団体協約の締結に関する事業

この事業は、組合員の取引先との間にデザイン業務に関する取引条件について団体協約を締結することにより行う。

9.教育及び情報の提供に関する事業

この事業は、組合員等に対しデザインビジネスマインド向上とビジネス知識の普及を図るため、講習会並びに情報の提供をすることにより行う。

• JDBデザイン・インタラクションに関する事業
  あらゆるデザインジャンル、デザインや生活・社会に高い美意識を持つ他分野の人々との話題共有と交流の場として分野横断型の新プロジェクトを実施する。
• 情報提供
  組合員がデザイン業務を進める上で不可欠となる法務、財務、知的財産権の管理方法などに関する知識、情報を、組合員電子メール等を通じ常時提供するとともに、 組合員が法務、財務、知的財産権などの専門機関、専門家の協力を随時得られる体制を確立する。

10.組合員の知的財産権保護に関する事業

この事業は、組合員のデザイン成果品を知的財産権の側面から保護することを目的に、調査、研究を行う。

11.福利厚生に関する事業

福利厚生プラン（ビジネス・コープ）を継続する。

12.各種保険の集金等事務代行に関する事業

この事業は、組合員のために各種保険の集金等の事務代行を行う。

13.デザイン事業所認証制度に関する事業

JDBが果たすべき社会的役割と個々のデザイン事業所のあるべき姿を明らかにするために、その具体策として「デザイン事業所認証制度」や「継続教育制度」などを創設する。